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201811号

■食品流通のトピックス■

Instacart社がクリック&コレクトサービスを全国展開

 50州で70% の家庭に食料雑貨を同日配達しているInstacart社は、数か月のパイロットプログラムで好意的なフィードバックが得られたことで、クリック&コレクトサービスを200店近くにまで拡大している。同社のクリック&コレクトサービスは、利用者が同社ウェブサイトかモバイルアプリで購入する食料品を選んだ後に受け取る場所(スーパーマーケット)を指定し、食料品の準備が整うと通知を受け取り、受け取り場所に向かう際に、Instacartスタッフに通知を送ることで、スーパーマーケットに到着した利用者の車まで食料品が届けられるというもの。このInstacart Pickupは、Atlanta, Boston, Charlotte, Minneapolis, Nashville, San Francisco, Washington D.C.近辺の25の市場ALDI, Cub Foods, Food Lion, Price Chopper, Publix, Schnucks, Smart & Final, Sprouts, Tops Friendly MarketsおよびWegmansで利用可能で、2019年までに全国の他の小売店にも拡大される。Nielsen社によると、食料雑貨の宅配に魅力を感じている消費者は69% いるが、Instacart Pickupのような指定場所での受け取りは、ミレニアル世代で人気を高めている。クリック&コレクトサービスは、比較的新しいサービスであるために、その利用頻度は平均6か月毎だが、その際の食料品購入額は$58で、18~44歳の中所得家庭が最も利用している。オンラインでは注文が敬遠されがちな生鮮食品は、50% の人がクリック&コレクトを通じて購入すると思うと回答。クリック&コレクトで最も購入されているのは、チップス、果物・野菜、缶詰、牛乳・クリーマーおよびパンである。オンライン購入と比べて、クリック&コレクトでは、肉、農産物、乳製品、冷凍食品が買い物カゴによく入り、ドライ・グロサリー(缶詰、調味料、パン、スナックなど)は買い物カゴの50% を占める。


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