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201904号

■食品市場と市場商品のトピックス■

植物性水産物代替え製品への関心も増加

 植物性の肉代替え製品が最近大きなニュースとなっている。ハンバーガーチェインのBurger KingがImpossible Foods社の植物性ハンバーガーをメニューに入れたことで、植物性肉代替え製品への消費者の関心がさらに高くなっている。一方、水産物の代替え製品も消費者の関心を引きつつある。水産物のツナやエビはよく食べられているが、魚については水銀やPCBなどの汚染の問題があり、また水産物の過剰捕獲での資源の枯渇などが問題視され、代替え製品に関心を持つ消費者が次第に増えてきている。そうした製品を提供するのが、Good Catch社やSophie's Kitchen社でスーパーマーケットの冷凍の棚だけでなくフードサービスでの関心も高まってきている。

ビーガンのシェフが作ったGood Catch社はツナの代替え製品 “fish free Tuna” は種々の豆や大豆の植物性タンパクを使った製品で、オメガ-3脂肪の入った藻類からの油も使っている。また、こうした魚代替え製品を使った冷凍ミール製品として “crab free Cakes”, “fish free Sliders”, “fish free Burgers”も出している。Sophie's Kitchenは豆タンパクとコンニャク粉を使ってエビ、貝柱、ツナ、カニなどの水産物代替え製品を出している。この2社以外にも、Gardein社は、“Fishless Filets”, “Crabless Cake” を出しており、Quorn社は “Vegan Fishless Sticks”、Ocean Hugger Foods社は寿司用のツナ代替え製品 “Ahimi”、New Wave Foods社は藻類プロテインと植物性プロテインでエビ代替え製品を出している。こうした水産物代替え製品はフードサービス業界でも関心が高く、メニューに出しているところもある。


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