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201902号

■食品市場と市場商品のトピックス■

次世代スナック:マイクロフード

 スタートアップのJourney Foods社によると、米国消費者が口にする食べ物の75% は、12種類の植物と5種類の家畜に由来しているが、Journey Foods社は、生物多様性を促進するために、世界中の植物、海産物などの、珍しくて十分に活用されていない成分、生理活性化合物、構造特性などを利用したり、一般的に消費している果物(イチゴ、マンゴーなど)でも、一般に使われていない品種を利用したりして作るマイクロフードと称される次世代スナックを提案している。Journey Foods社の最初の製品 “Journey Bites” は、自社ウェブサイトとAmazonで発売されており、成分リストには、マンゴー、カイエンペッパー、チアシード、バオバブフルーツ、海草複合体、シトラスペクチン、植物性蛋白質、プロバイオティクス、フルーツ培養菌(添加)が含まれていて、貯蔵寿命は12か月である(果物よりもたんぱく質と繊維が多く、ポリフェノールと不飽和脂肪酸が豊富で、添加糖なし)。同社は、Journeyfoods.ioプラットフォームを構築して、B2B顧客と共同で目標のフレーバーや栄養を実現する製品を開発できるようにしている。このプラットフォームは、データベースであるとともに、AIやアルゴリズムを使用することで、科学的に証明された機能性、値ごろ感、栄養素密度および生物多様性に焦点を合わせている。Journey Foods社は、さらにゼラチンのような性質を示す非動物性成分を幾つか開発している。Journey Foods社は、製品の売り込み先として、食品小売業者ではなく、病院、オフィス、空港などにアプローチしている。


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