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202309号

■一般食品企業情報■

Beyond Meat社依然業績が低下

 Beyond Meat社は2023年度の実質売り上げ額は、3億3,000万ドルから3億4,000万ドルを見込んでいると発表した。この額は2022年度に比べて19 – 20% の減少である。この発表で当社の株価は27% も下がっている。会社では非生産部門の従業員の19% カットをするとしている。また、導入した植物性ジャーキー製品の販売をやめ、中国での生産も縮小することにしている。ヨーロッパではBeyond Meat社は明るい面も見せている。Beyond Meat社のインターナショナルの販売は39% 伸びており、インターナショナルのフードサービスでの販売は79% 伸びている。これはヨーロッパでの売上が伸びているためで、特に、ヨーロッパのMcDonald’sの植物性ハンバーガーと植物性ナゲッツの売上が伸びているためである。一方、本国アメリカではMcDonald’sは植物性メニューを販売していない。しかしながら、イギリスでは植物ベースの肉代替製品の売上が少し下がり始めている。これはヨーロッパでの食品のインフレーションにより、消費者が値段の高いい植物ベースの肉代替製品を少し買わなくなっているからである。アメリカの生鮮の植物性の肉代替製品(代替挽肉、パテ、ソーセージなどの製品)の売上は、10月8日までの1年間では21.8% 落ち込んでいる。
こうした業績にもかかわらず、同社は新しく、“Beyond Stack Burger” を発売している、これはハンバーガーパテを2重に重ねたハンバーガーを作るパテ製品で、最初は Kroger とその傘下のスーパーで販売されている。さらに植物性ソーセージでは最もよく売れている “Beyond Sausage” の改良製品を夏に発売している。



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