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202309号

キノコを使った肉代替製品:

コロラド州にあるMeati Foods社はakua社はキノコの菌糸体である部分を使って肉代替製品を作っている。この会社は菌糸体である Neurospora crossa (Mushroom‐Rootと呼ばれている) に関する特許を取得し、これを成分とする食品を専売する権利を得ている。菌糸体には多くの種類があり、他の会社も菌糸体を使った肉代代替製品を出している。この会社はこの味はほとんどないマッシュルームそのものにフレーバーを付けただけのもので肉代替製品を作っているという。このマッシュルームには、プロテイン、食物繊維、鉄分、亜鉛、リボフラビン、パントテン酸、葉酸などのビタミンB類も含まれている。肉代替製品には “Classic Cutlet”, “Crispy Cutlet”, “Classic Steak”, “Carne Asada” の4種類を出している。“Classic Cutlet” と “Crispy Cutlet” の成分は、菌糸体(マッシュルームルート)、(2%以下)塩、天然フレーバー、アカシア・ガム、オーツ麦繊維、ヒヨコマメ粉である。“Classic Steak” の成分は、菌糸体(マッシュルームルート)、(2%以下)塩、天然フレーバー、フルーツジュース(色素)、オーツ麦繊維、野菜ジュース(色素)、リコピン(色素)である。“Carne Asada” には、上記の “Classic Steak” の成分にさらにメキシカンの香辛料を加えているだけである。 会社では他の肉代替製品、水産物の代替製品など他のカテゴリーでも製品を開発して販売する計画である。写真の製品は現在生産能力が少ないので、地方のスーパーマーケットなどで販売されているだけである。さらに大量生産の方法の確立を現在行っている。


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